※マーダーミステリー作品集『エレベーターアンソロジー』(2022、共作)
4人シナリオ、議論時間60分以内、プレイ所要時間1〜2時間/1作品
Grand Quatour(Office Kumokana《darkschneider、ヤスノカナメ、Yu》、SWANDIVE《psyka》、マシューの5名)がそれぞれに作品を制作し、5本をまとめた、アンソロジーパッケージ。レギュレーションは次の通りです。
- 一人で一作品を完成させる
- 議論時間は最大60分まで
- ゲームは感想戦含め120分以内
- 4人シナリオ
- GMレス
- テーマは「エレベーター」(シナリオ中に「エレベーター」という言葉が使用されている)
【収録作品】※作者は2022年2月時点で非公開情報です。
- A l’ascenseur(ア・ラソンスール)
- 暗闇エレベーター
- 双塔の悪魔
- ともに
- 2050年宇宙エレベーターの旅
【各作品イントロダクション】(五十音順)
1.『A l’ascenseur (ア・ラソンスール)』
エレベーターが1階から5人の男女を乗せ、動き出してから2、3秒後。 ゴゥンという音が響くのと同時に、エレベーターが大きな振動で揺さぶられた。 カカッと響いたのは、乗りこんだ女性のハイヒールだろうか。
すぐに照明が消灯する。エレベーターは完全に動きを止めた。ドアから差し込む光は無い。
一体何が起こったのか。そしてこれから何が起こるのだろう。
2.『暗闇エレベーター』
そこは、地球によく似たとある場所の物語。
私達が知っているように普通に人々が暮らし、超常現象や霊や神が普通に信じられ、実際にいるのかもしれない世界。飛行機事故みたいな万分(まんぶん)の一にも満たない不幸は、そんな世界でも、自らのすぐ隣にある。
とある都市にある国内屈指のデータセンタービル、 「ウインダミアビル」12時30分。それまでは普通に動いていたエレベーターは突如停止し、エレベーターは暗闇に包まれた。
3.『双塔の悪魔』
東京都のベイエリアにあるお来馬(おらいば)。そこにそびえ立つ「ライバーツインタワー」は 40 階建てのレジデンス&オフィスタワー。オフィスエリアは 4 階以上に位置し、2〜3階に位置するレジデンスエリア(居住区)は、1階に2部屋という贅沢な構造と国際コンベンションセンターも近い立地のため外国人富裕層を中心に人気であった。
ある日の夕方、そのツインタワーのエントランスのドアを叩く泥酔した旅行者。マリーと名乗る彼女は、このタワーで起きた殺人をたった今目撃したと主張した。目撃者が泥酔していたことからガードマンは通報を躊躇している。よく話を聞いて通報しよう。
犯行当時在宅だったとされる容疑者はあなたたち4人のみ。ちょうどロビーに居合わせたあなたたちの中に悪魔の如き殺人犯はいるのだろうか。
4.『ともに』
とあるマンションの自室で有名小説家・常盤修吾(ときわ しゅうご)が遺体となって発見された。偶然、そこに居合わせた4名は警察の到着を待つこととなる。
それぞれが秘めたる想い。修吾の死の謎。複雑に絡み合う運命線。
すべてが一つの線で繋がった時、あなたの物語が完成する。
5.『2050年宇宙エレベーターの旅』
2050年問題をご存じだろうか。
人口爆発、地球温暖化を始めとする環境問題の深刻化、 それに伴う資源の枯渇。2050年を迎える世界が直面するであろう問題を総じて、そう呼 んでいる。併せて AI・アンドロイド台頭による雇用減も叫ばれて久しく、2050年を乗り越えるために人類の「間引き」が必要とまで叫ばれ、各地で紛争が絶えなくなっていった。
しかし、2040年に株式会社ヘイルダムが宇宙エレベーターの試験開発の成功を発表したことにより、状況は一変。宇宙に足を延ばすことで、資源枯渇が解消できるかもしれないという。
そしてついに 宇宙エレベーターの人間を乗せたテスト運行の日を迎える。
テスト要員として無作為に選ばれた 4 人とガイド 1 人が乗り込んだ宇宙エレベーターは、 世界中の人間が固唾を飲んで見守る中、成層圏へと動き出していった。
BOOTHにて5本セットで販売しています。
https://mochaxana.booth.pm/items/3627501 (※2022年2月14日公開)